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HYBEガールズグループ比較 — LE SSERAFIM・NewJeans・ILLIT・KATSEYEの違い

同じHYBE傘下でも、音楽性・コンセプト・担当レーベル・日本活動の量はまったく異なります。LE SSERAFIM・NewJeans・ILLIT・KATSEYEを4組まとめて比較し、どのグループから入るかを具体的に解説します。

4グループ一目でわかる比較表

グループ担当レーベルデビュー年メンバー数コンセプト軸入口曲日本人メンバー
LE SSERAFIMSOURCE MUSIC2022年5月5人強さ・恐れない・成長ANTIFRAGILE / EASYサクラ、カズハ
NewJeansADOR2022年8月5人自然体・日常感・脱コンセプトSuper Shy / Dittoなし
ILLITBELIFT LAB2024年3月5人可愛らしさ・ポップ・隙間感Magnetic / Lucky Girl Syndromeリンカ(島村凜花)
KATSEYEHYBE America / Geffen2024年6月6人多国籍ポップ・グローバル展開Touch / Debutなし

LE SSERAFIM — 「恐れない強さ」を体現するパフォーマンス集団

LE SSERAFIMはSOURCE MUSIC(HYBE傘下)の5人組(2022年5月デビュー)。グループ名はラテン語「I'M FEARLESS」のアナグラムで、「恐れないこと=強さ」という哲学が全楽曲を貫いています。「FEARLESS」「ANTIFRAGILE」「EASY」とリリースのたびにパフォーマンスの完成度を上げてきました。日本人メンバーとしてサクラ(元HKT48/IZ*ONE)・カズハ(中村一葉)が在籍し、4組の中でも日本向けコンテンツが最も充実しています。

サウンドはデビュー期のシャープなヒップホップポップから、「EASY」以降はポップ・ハウス方面へシフトし、欧米マーケットも強く意識した音作りになっています。HYBEのグローバルプロデュースネットワークを活用し、Billboardグローバルチャートへの露出が4組の中でも高い。Dance Practiceの完成度が高く評価されており、振り付けとフォーメーションの精度でコアなファン(FEARNOT)を引き付けています。

サクラとカズハは日常的に日本語でSNS発信しており、日本語バージョンのリリースも他3組より早い傾向があります。日本単独ライブ・アリーナ公演・ドーム公演の実績もあり、日本在住ファンがリアルタイムで追いやすい体制が4組の中でトップです。

NewJeans — 「普通っぽさ」という革新、脱コンセプトの先駆者

NewJeansはADOR(HYBE傘下)の5人組(2022年8月デビュー)。「ハイプ・世界観・コンセプト」を意図的に排除し、日常的な映像と親しみやすいサウンドで第4世代の新しい文脈を切り開きました。「Hype Boy」「Ditto」「Super Shy」はK-popの「聴きやすさ」の基準を更新したと評価され、Spotify・Apple Musicでのストリーミング数が圧倒的に強い。

プロデューサー250(イ・ジョンス)主導のサウンドは、2000年代R&B・ジャージークラブ・ハウスを現代的に解釈したもの。「OMG」「Get Up」「Supernatural」と一貫して「大げさではない等身大の感情」を高い完成度で表現し続けています。BillboardのHot100チャートインにより欧米ファン層も広く取り込み、K-pop外のリスナーへの浸透率では4組の中でトップです。

※ 2024〜2025年にかけてADOR・HYBEとの法的問題が表面化し、活動が不定期な状況が続いています。楽曲・動画は引き続き公式チャンネルで確認できますが、新規リリース・コンサートについては公式SNSで最新情報をご確認ください。

ILLIT — 第5世代を代表するHYBE新世代、デビューからチャート1位

ILLITはBELIFT LAB(HYBE傘下、ENHYPEN兄弟レーベル)の5人組(2024年3月デビュー)。デビュー曲「Magnetic」がMelonで月間1位を記録するという快挙でスタートし、第5世代ガールズグループの中で最も注目を集めています。日本人メンバーとして島村凜花(リンカ)が在籍し、日本でのプロモーションも積極的。

「Magnetic」のサウンドはNewJeansが確立した「Y2K感のある聴きやすいポップ」の影響を受けながら、より明るくポップな方向に振り切った印象があります。「Lucky Girl Syndrome」「Cherish(My Love)」とリリースを重ねており、可愛らしさとキャッチーさを武器にした楽曲路線が定まりつつあります。BELIFT LABのENHYPENで培った高品質なビジュアルとステージ演出も引き継いでいます。

まだデビューから日が浅いため、ディスコグラフィは浅いですが、「入門のしやすさ」という意味では4組の中でも特に間口が広い。日本語コンテンツも増えており、リンカの日本語発信も活発です。

KATSEYE — HYBE×Geffenのグローバル実験、北米市場直撃

KATSEYEはHYBE America・Geffen Recordsの共同オーディション番組「Dream Academy」(Netflixで放映)から誕生した6人組(2024年6月デビュー)。韓国・米国・チリ・カナダ出身の多国籍メンバーで構成され、英語メインの楽曲で主に北米・グローバル市場を狙うHYBEの実験的プロジェクトです。

「Touch」「Debut」などリリース曲は洗練されたポップで、従来のK-popフォーマット(韓国語主体・SMP的世界観)とは大きく異なります。Netflix番組との連携により北米・ラテンアメリカでのブランド認知が高く、K-pop文脈ではなく「ガールポップ」として消費されているケースも多い。日本人メンバーはいないため、日本向けコンテンツは少ないですが、英語圏K-popファンには注目度が高いグループです。

HYBE傘下の4組の中で、KATSEYEは最も「K-pop以外の文脈でも聴ける」グループ。逆に、K-popの細部(ファンダム文化・Weverse・現場)を含めて楽しみたいファンにはまだ発展途上の部分も多い。

チャートパフォーマンスと実績(数字で比較)

グループ代表チャート実績ストリーミング強度
LE SSERAFIM「ANTIFRAGILE」Melon週間1位。「EASY」Billboard Global Excl. US Top 20圏内。Spotify K-pop週間1位複数回Spotify K-pop部門で週次再生数トップ常連
NewJeans「Ditto」Melon月間・年間1位(2023年)。「Super Shy」Billboard Hot100チャートイン。「OMG」複数部門同時1位K-popアーティスト中でSpotify月間再生数トップ水準
ILLIT「Magnetic」Melon月間1位(2024年4月)。デビュー直後のチャートパフォーマンスとしては第5世代ガールズ最高水準デビューからSpotify K-popチャートへ複数回ランクイン
KATSEYE「Touch」US iTunes K-popチャート上位。Billboard K-pop Hot 100入り北米・ラテンアメリカでのStreaming比率が高く、アジア以外での数値が他3組より相対的に高い

HYBEの多レーベル体制と各グループの違い

HYBEが他の事務所(SM・JYP・YG)と大きく異なるのは、傘下に複数の独立レーベルを持ち、各レーベルが独自のプロデュース体制と音楽哲学を持っている点です。これが4組の音楽性の大きな違いを生んでいます。

SOURCE MUSIC(LE SSERAFIM)

もとはGFriend時代からのソングライティング重視レーベル。HYBE傘下入り後、LE SSERAFIMではパフォーマンス×グローバル展開を強化。HYBEのGlobal A&Rチームとの連携でBillboardを意識した音作りへ進化。

ADOR(NewJeans)

HYBE傘下の「実験室」的レーベル。ミンヒジン氏がCEOを務め(2024年にHYBEとの対立でCEO職を解任)、従来のアイドル育成ではなく「音楽制作主導」のアプローチを取る。K-popの外側にいるリスナーへのリーチが強み。なお2024年11月にNewJeansはADORとの専属契約解除を発表し、グループの今後は流動的な状況。

BELIFT LAB(ILLIT)

HYBEとCJ ENMの合弁レーベル。ENHYPENを生んだオーディション番組「I-Land」を運営。高品質なビジュアルとステージ演出が特徴。ILLITでは若年層を意識したポップ路線を採用。

HYBE America / Geffen Records(KATSEYE)

HYBEが北米市場向けに設立したグローバルプロジェクト。ユニバーサル傘下のGeffenとの共同で、K-popフォーマットに縛られない多国籍ポップを制作。Netflix「Dream Academy」との連動で認知拡大。

日本活動の比較

グループ日本デビュー日本語コンテンツ日本公演日本人メンバー発信
LE SSERAFIM2023年(日本シングル「FEARLESS -Japanese ver.-」)日本語バージョン多数、日本SNS発信アリーナ・ドーム公演実績、4組中最充実サクラ・カズハが継続的に日本語発信
NewJeans2024年(「Supernatural」)日本語曲・日本向けプロモあり2024年に日本公演実施。2025年以降は活動状況に注意英語・韓国語中心。日本語発信は少ない
ILLIT2024年〜(日本語コンテンツ展開中)日本語コンテンツ増加中日本ファンミーティング・公演開始リンカ(島村凜花)が日本語で積極発信
KATSEYE未定(北米・グローバル優先)日本向けコンテンツは少ない日本公演の実績なし(2025年5月時点)日本人メンバーなし

日本のK-popファンにとって「リアルタイムで追いやすい・現地情報が多い」を重視するなら、LE SSERAFIMが最も充実しています。ILLITも日本向け展開を急速に拡大中で、リンカを入口にファンになる日本ファンが増えています。NewJeansは楽曲の魅力は大きいものの、2025年以降の活動状況に注意が必要です。

どのグループから入るべきか

「日本語コンテンツ・日本人メンバーを重視したい」

LE SSERAFIM。サクラ(元AKB48系)とカズハの日本語発信は4組で最も多い。日本公演も充実。「ANTIFRAGILE」か「EASY」から入るのがおすすめ。

「K-pop外でも通用する普遍的な音楽が好き」

NewJeans(活動状況を確認しながら)。「Super Shy」「Ditto」「OMG」は音楽リスナーとしての感性に刺さりやすい。K-popファン以外にも勧めやすい。

「デビューしたての新しいグループを応援したい・可愛い系が好き」

ILLIT。「Magnetic」のキャッチーさは入口として最高。日本人メンバーのリンカも追いやすい。まだファンダムが発展途上なので新規参入しやすい時期。

「英語圏のポップカルチャーも好きで、グローバルなK-popを追いたい」

KATSEYE。英語メインの楽曲、多国籍メンバー、Netflixとの連動で「K-popの新しい形」を先取りできる。ただし日本向けコンテンツは少ない。

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