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BABYMONSTER・ILLIT・KISS OF LIFEの違い — 第5世代ガールズ徹底比較

3グループとも2023〜2024年デビューの第5世代ガールズですが、音楽性・コンセプト・事務所・日本活動・ファンダムがまったく異なります。チャート実績・サウンド分析・日本展開・推し活コスト・どのグループを選ぶかの診断フローまで、一冊にまとめました。

3グループ一目でわかる比較表

グループ事務所・デビューメンバー音楽・コンセプト軸入口曲日本人メンバー
BABYMONSTERYG Entertainment・2024年4月7人(韓国・日本・タイ)YG系ラップ・R&B・パワフルなステージ感。多国籍ならではのスキルの高さSHEESH / STUCK IN THE MIDDLE / WE GO UPルカ(長崎)・チキータ(鹿児島)
ILLITBELIFT LAB(HYBE)・2024年3月5人(韓国・日本)サバ番出身の柔らかいポップ感。SpotifyグローバルチャートでヒットMagnetic / Lucky Girl Syndromeモカ(岩崎萌花)
KISS OF LIFES2 Entertainment・2023年7月4人(韓国)70〜80年代ディスコ・ファンク・R&B。個人の歌唱力・表現力が前面MIDAS TOUCH / Sticky / Sugarcoatなし

BABYMONSTER — YGの全力を注いだ多国籍7人組

BABYMONSTERはYG Entertainmentが4年以上の期間をかけてデビュー前から練習生公開動画を発信し続け、2024年4月に正式デビューした7人組ガールズグループです。韓国・日本・タイ出身のメンバーで構成される多国籍グループで、YGらしいダーク・パワフルな路線を正統継承しています。

デビュー曲「BATTER UP」からすでにラップ・ダンス・ボーカルのすべての水準が高く、特にルカ・ファンタ・アヒョンのラップラインはデビューグループとしては異例のスキルセットを持っています。続く「SHEESH」ではさらにアクが強くなり、「ステージを制圧するパフォーマンス」を前面に出した楽曲展開でK-popファンの間で高評価を獲得しました。

日本人メンバーとしてルカ(長崎出身)・チキータ(鹿児島出身)が在籍。2人とも日本語での発信を行っており、日本のファンへのアクセスが良好です。YG EntertainmentはBLACKPINKで日本市場での成功実績があり、BABYMONSTERも日本展開に積極的です。

こんな人に向いている: BLACKPINK・2NE1が好き / ラップやR&Bが得意 / 圧倒的なステージに興奮したい / 多国籍グループに興味がある

ILLIT — HYBE×サバ番から生まれたSpotifyヒットグループ

ILLITはHYBE傘下のBELIFT LAB(ENHYPENを擁するレーベル)が手がけ、MBC×HYBEのサバイバル番組「R U Next?」(2023年)を通じて2024年3月にデビューした5人組です。メンバーは番組でのファン投票と審査を経て選抜されており、デビュー前から認知度がありました。

デビュー曲「Magnetic」はリリース直後にSpotifyのグローバルチャートで急上昇し、K-popガールズグループとして第5世代で最速クラスのSpotify再生数を記録しました。「Magnetic」の中毒性の高いメロディーラインと、わかりやすいポップセンスはK-pop初心者にとって最もハードルが低い入口の一つです。

日本人メンバーとしてモカ(岩崎萌花)が在籍。ENHYPENのファンベースを持つBELIFT LABらしく、デビュー直後から日本のK-popファン層への浸透が速かったです。BELIFT LABとHYBEの大きなバックアップを受けており、音楽番組出演・グローバルプロモーションの環境が整っています。

こんな人に向いている: まずK-popを気軽に聴いてみたい / NewJeans・IVEが好き / ポップでかわいい系が好き / Spotifyのアルゴリズムで流れてきた

KISS OF LIFE — レトロR&Bと個人実力で差別化する異端

KISS OF LIFEは2023年7月にデビューした4人組で、他の第5世代ガールズグループとは明確に一線を画す音楽性を持っています。70〜80年代のディスコ・ファンク・R&Bをベースに現代的なプロダクションを加えたサウンドは、K-popとしては珍しいレトロフューチャー路線です。

最大の特徴は「グループとしての世界観統一」より「メンバー一人ひとりの個性と実力」を前面に出している点です。ジュリー・ベル・ナットゥン・ジニエの4人はそれぞれ歌唱スタイルが異なり、ソロ曲・個人コンテンツも充実しています。「MIDAS TOUCH」「Sticky」「Sugarcoat」はいずれもダンスより歌声を楽しむ楽曲です。

S2 EntertainmentはBig4に比べると小規模な事務所ですが、その分アーティスト主体の制作スタイルが特徴です。K-popとしては珍しくライブ歌唱を重視したコンテンツが多く、音楽ファン(特にR&B・ソウル系が好きなリスナー)からの評価が高いグループです。日本語コンテンツは現時点で3組の中で最も少ないため、韓国語・英語コンテンツを追いやすい方に向いています。

こんな人に向いている: R&B・ファンク・ソウルが好き / 歌唱力を第一に見たい / 「K-popっぽくない」グループが気になる / ヴィンテージなビジュアルが好き

チャートパフォーマンスと主要実績(数字で比較)

グループ代表チャート実績ストリーミング規模感受賞歴
BABYMONSTER「BATTER UP」デビュー1週目からMelon圏内。「WE GO UP」でYG第3世代以降では最速クラスの初週ストリーミングYouTube MV合計数億回。「BATTER UP」MV公開1ヶ月で5,000万回超えMAMAノミネート(2024年)。ガールズグループ部門で複数の新人賞候補
ILLIT「Magnetic」Spotify Global Chart 最高20位以内。K-pop第5世代ガールズとしてグローバルSpotify最速クラスの記録「Magnetic」はSpotify月間再生数1億回超えを達成。TikTokチャレンジで爆発的に拡散MAMA Awards Best New Artist(2024年)ノミネート・受賞。Billboard K-pop Hot100 上位
KISS OF LIFE「MIDAS TOUCH」Melon Top100入り。韓国国内の音楽ファン評価が高く、「好きな人は熱狂的に好き」なコアファンダムを形成Spotifyの月間再生数はBABYMONSTER・ILLITより規模は小さいが、曲ごとのリスナー定着率が高いGaon Chart新人賞候補(2023年)。音楽レビューメディアで「2023年ベスト新人」評価複数

チャートの絶対数ではBABYMONSTER(事務所規模・プロモーション力)とILLIT(Spotifyアルゴリズム波及)が圧倒します。KISS OF LIFEは数字より「曲をリピートするファンの密度」が際立ちます。どのグループが合うかは、「大きい話題の中心にいたいか」「自分だけが知っているグループを応援したいか」の好みによります。

サウンドとプロデューサーの違い

BABYMONSTER:YGサウンドの正統継承

YG内製チームによる制作で、ヒップホップ・R&Bをベースにしたダークでエッジの利いたサウンド。BLACKPINK・iKONが踏んできた「YGらしさ」を継承しつつ、7人のボーカルラインとラップラインを活かした多重構成が特徴。TEDDY(2NE1・BLACKPINKを手がけた伝説的プロデューサー)の関与が確認されています。

ILLIT:Spotifyアルゴリズムを意識したポップ設計

BELIFT LABとHYBEの外部作家陣による制作。「Magnetic」はサビの強さとTikTokチャレンジへの親和性を計算した構成で、K-popというよりグローバルポップとして設計されています。欧米のポップスとK-popの中間を狙う「ポストNewJeans的アプローチ」です。

KISS OF LIFE:70〜80年代レトロと現代の融合

S2 EntertainmentとKOLはR&Bプロデューサー中心の制作体制。クロマキーな音作りは避け、バンドサウンドや生楽器的な質感を大切にしています。歌詞もロマンスや日常の感情を「ハイプなしで」表現する方向性で、同世代のK-popとはベクトルが違います。

日本活動と日本向けコンテンツの比較

グループ日本人メンバー日本語コンテンツ日本公演日本市場への戦略
BABYMONSTERルカ・チキータ(2名)日本語バージョン・メンバーの日本語SNS発信あり2024〜2025年に日本単独公演実施YGのBLACKPINK実績を踏まえた日本市場重視路線。日本デビューシングルあり
ILLITモカ(1名)モカの日本語発信・日本語コンテンツ制作あり2024年に日本公演実施HYBEの日本展開ノウハウをフル活用。ENHYPEN・BTS・TWICEの成功モデルを踏襲
KISS OF LIFEなし日本語コンテンツは現時点で少ない2024〜2025年に日本公演実績あり(規模はやや小さめ)日本よりグローバル・韓国国内の音楽ファン層を中心に展開中

日本語コンテンツと日本人メンバーの多さで選ぶならBABYMONSTER(2名)が最上位です。HYBEの組織力で推進するILLITも日本展開は充実しています。KISS OF LIFEは日本語コンテンツは少ないですが、日本公演を行っており今後の展開が期待されます。

ファンダムの規模と特徴

グループファンダム名ファンダムの特徴コミュニティ
BABYMONSTERMONSTER(몬스터)YGの既存ファン(BLACKPINKファン等)が流入した大規模ファンダム。グローバルファンが多く、特にタイ・日本・韓国の三か国のファン層が厚いWeverse・公式SNS
ILLITLLLIGHTER(라이터)「Magnetic」のTikTok拡散で若い世代の新規リスナーが多数流入。K-pop初心者比率が3組の中で最も高いWeverse・公式SNS
KISS OF LIFEKISSLING(키슬링)R&B・ソウル好きの音楽ファン主体のコアダム。「あまり知られていないのが惜しい」という布教意欲の高いファンが多い。規模は小さいが熱量が高い公式SNS中心

推し活コストと始めやすさ

グループによって推し活の難易度・コスト感が異なります。

比較軸BABYMONSTERILLITKISS OF LIFE
アルバム購入のしやすさ◎ 日本盤あり・国内購入しやすい◎ 日本盤あり・HYBE系で流通が良好〇 輸入盤中心。日本盤は限定的
コンサートへの参加しやすさ◎ 日本公演実績あり・アリーナ規模◎ 日本公演実績あり〇 日本公演あり、規模はやや小さめ
グッズの入手しやすさ◎ 日本公式グッズ展開あり◎ HYBE系で日本公式グッズあり△ 公式グッズは韓国中心
ファンコミュニティへの参加Weverse(日本語ユーザー多い)Weverse(日本語ユーザー多い)X・Instagram中心(韓国語コンテンツが多い)
日本語情報の豊富さ多い多い少ない〜中程度

まず見るべき1曲ずつ

BABYMONSTER:まず「SHEESH」のDance Practiceを見る

MVの演出より、Dance Practiceで7人のスキルとフォーメーションを確認するのがBABYMONSTERの入口として最適です。「ステージでの迫力」がこのグループの最大の武器なので、まず動きを見てください。気に入ったら次に「WE GO UP」MV → 「STUCK IN THE MIDDLE」の順で進むと世界観が広がります。

ILLIT:まず「Magnetic」のMVを見る

「Magnetic」は何も考えずに再生できる完成されたポップシングルです。「K-popって何から入ればいいかわからない」人にとって、ILLITの「Magnetic」は2024年最良の入口の一つです。気に入ったら次に「Lucky Girl Syndrome」→ 「Cherish (My Love)」の順で進むとグループの柔らかい世界観がつかめます。

KISS OF LIFE:まず「Sticky」のLive映像を見る

KISS OF LIFEはMVよりライブ・スタジオライブ映像から入るのがおすすめです。「Sticky」のパフォーマンス映像で4人の歌声を聴くと、このグループの実力の核心が一番わかります。The First Take出演動画もあれば、そちらから入るのも良いです。

あなたに合うグループの選び方

「かっこいい系・パフォーマンス重視」ならBABYMONSTER

YGらしいダーク路線と多国籍メンバーの個性で圧倒するパフォーマンス。BLACKPINK系が好きな人に強く刺さります。日本人メンバーも2名いて、日本語コンテンツも充実しているので日本からの推し活もしやすいです。

「聴きやすいポップ・今すぐK-popに入りたい」ならILLIT

「Magnetic」は3組の中で最もK-pop初心者に入りやすいシングルです。HYBE系列で日本展開も充実しており、情報を追いやすい環境が整っています。TikTokで流れてきた人がそのまま推しになるケースが多い。

「歌がうまいグループ・R&B好き・「自分だけが知ってるグループ」が好き」ならKISS OF LIFE

K-popの中でも特殊なレトロR&Bサウンドで、音楽ファンとして深く刺さる可能性があります。ファンダムはまだコンパクトですが、布教型の熱量が高いファンが多く「みんなに知らせたい」と思わせるグループです。

3組とも入口曲が明確なので、まず1曲ずつ聴き比べて直感で選ぶのが最短ルートです。「もう1回再生したい」と思った曲のグループが、今のあなたに合うグループです。

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